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支援のしごとって?

わたしたちは「支援」を仕事としている「職業的支援者」です。
身の回りのお世話をするということではなく、「その人がその人らしく暮らす」ことを支える役割です。
障害状況によって、気持ちを表現することが困難な方もいます。その人たちの「心の風景(想い)」を想像しながら必要な支援を考え、取組み、検証し、見直すことを繰り返します。

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アセスメント

「その人を知る」ことが支援のスタートラインです。

アセスメントでは、その人の障害の状況や生活動作などの能力だけではなく、「ストレングス(強み)」や可能性(できそうなこと)にスポットを当てることがとても重要です。

「できること」「できないこと」だけではなく、「持っている力」や「できそうなこと」に気づき、どんな環境や工夫があればできそうか、「できるかもしれない!」とその人の力を信じ、引き出すような支援ニーズを見立てることがアセスメントの重要な専門性です。

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プランニング(個別支援計画)

事業所のサービス管理責任者はアセスメントに基づき個別支援計画を策定します。

サービス管理責任者一人で立案するのではなく、事前の会議等で支援員と様々な意見交換をします。

現場での経験年数を重ね、サービス管理責任者になるための法定研修も順次受講していただき、支援者としての基本姿勢を備えた人材育成をしています。

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支援の実践(モニタリング)

個別支援計画に基づき現場での支援実践が展開します。

それぞれの職員が思い思いに支援をするのではなく、支援標準マニュアルや、その人に合わせた必要な支援手順書なども備え、支援の品質を高く保てるよう工夫しています。

また、支援とは仮説と検証の繰り返しです。うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。その内容を定期的に見直し、修正するとともに、得られた気づきが新たなアセスメント情報となって支援の修正へと繋がります。

状態像やコンディションは常に変化するものです。「こうすればいい」という一つの答えがないことを自覚し、より良い支援を目指し続けることが職業的支援者としての責務です。

障害とは…

障害とは、その人の個人的な状態像のことだけではありません。その人の状態像とその人を取り巻く社会や周囲の環境や状況との相互作用により生じる「生きにくさ」のことです。

障害があるから…さまざまな生活上の制限を受ける」と考えるのではなく、「障害があるけど…環境が整えば、支援や配慮があれば、ちょっとした工夫があれば、社会参加できる」という考え方で障害を捉えます。

わたしたち支援者としての仕事は、その人にとってどんな環境調整や支援があればいいだろうかと考え、工夫やチャレンジを繰り返します。

できない部分を補う支援の発想ではなく、持っている力を見出し、可能性を広げる支援の発想で支える仕事です。

高い専門性の追求

わたしたち育桜福祉会の職員は、変化する福祉ニーズを捉え、一人ひとりの状態像と周囲の環境や状況との狭間に生じる生活の困難さを支えていくための高い専門性を身につけていかなければなりません。

学ぶことへの意欲は、障害福祉を仕事とする職業的支援者としての責務だと考えています。

障害のある方の感じている困り感は何か、本人の望みや願いは何か、ニーズはどこにあるのかを捉え、活かせる力を見出し、具体的な支援を組み立て、トライし、振り返り、修正や補強をしていく。

わたしたちは、この一連のプロセスの中で、本人の願いの実現に近づいていくための支援を続けます。

「こうすればいい」という答えがあるわけではない仕事だからこそ、より良くしていくための向上心を欠かさず、常に意味や理由を考えながら成長していくことが求められています。

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